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お金の返済に関するQ&A | 08月12日更新

お金の返済には契約書が必要?


お金を貸し借りし、返済を始める前に「契約書が必要?」という疑問の声も多いです。
この点、契約書の作成がオススメです。
と言いますのも、契約書がないと、えてして返済方法が固定されず、お金の貸し手と借り手との間で意思が統一できなくなり、後でトラブルになりやすいからです。
具体的にどんなことがあるか、実例をご紹介しましょう。

知人であったことから、口約束のような形でお金を貸し借りしたところ、返済が思うように進みません。
お金を貸した方は、相手に余裕ができ次第、すぐに全額返済してもらえると思っていましたが、お金を借りた方は、お金に余裕がある月に数万円ずつと、少しずつ返済するつもりだったのです。
その結果、お金を貸した方からすれば、想定外のようなゆっくりとしたペースで返済がされ、だまされたように感じるわけです。
しかし知人間だったことや、すでにお金の貸し借りをした後でこの点に気づいたことから、あまりハッキリと返済を請求できない…といったトラブルが起こるわけですね。

このようなトラブルを防ぐためにも、お金を借りるときには契約書を作成するのがオススメです。
もちろん、返済に関する規定もしっかりと盛り込み、お金の貸し手と借り手の間で、想定している返済の形がずれているといったトラブルを未然に防ぐのがオススメです。
ここまでやって、初めてお金を貸し借りしてください。
返済前になって契約書を作ると、そこで合意ができなかったとき、すでに貸し借りされたお金をどうするかで、またもめることがあるのです。

たとえば、返済の規定に合意ができず、貸し借り自体を止めようとしたとき、すでに貸したお金が何かに使われていたらキャンセルできませんよね。
返済前になって返済規定を定めた個別の契約書を作るのではなく、返済規定まで含めた貸し借りの総合契約書を最初に作り、そこですべて合意できてから貸し借りするのが基本です。
ここまですれば、あとで返済がうまくいかないとき、この契約書が返済規定に違反していることの根拠になり、トラブルを防ぐのに役立ちます。

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