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お金の返済に関するQ&A | 07月21日更新

お金の返済方法は家族にも関係する?


借入後、お金の返済は指定の方法に沿って行うわけですが、この返済は家族にも影響があるか、気になる方はかなり多いようです。
簡単に言えば、「もし自分が返済できなくなったとき、家族に返済請求が行くの?」ということですね。
この点、実はごく一部のケースを除き、借金の返済責任は家族と関係ありません。
つまり、もし借金を払えなくなっても、だからといって家族などへ代わりに返済請求されることはありません。

借金の返済責任は、基本的にお金を借りた本人と、契約時に定めた保証人にあります。
まず返済請求はお金を借りた本人へと基本的にされ、もしこの方が返済できなくなったら、その次に保証人の出番。
保証人とは、返済不能時には返済を立て替える役目を負った人のこと。
返済不能時の保険として、担保と並んでよく使われる制度ですね。
このように、お金を借りた本人と、契約で定めた保証人以外は、たとえ家族といえど借金には関係ありません。
通常時も、滞納時も、家族に請求が行くことはないのです。

ただ、例外的に家族へと請求が行くケースもあります。
まずは、家族が保証人になっていた場合。
保証人は基本的に肉親を指定されるのが普通ですから、借金の保証人に家族がなっていることも多いでしょう。
このときは、返済が遅れたら家族へと請求が行く形になります。
次に、借金を含めて家族の遺産を相続した場合。
遺産相続はプラスの資産だけではなく、借金や負債などのマイナス資産も対象になります。
家族の借金を含めて遺産を相続し、借金を引き受けた場合、その借金の請求が家族に行く形になりますね。

これらケースに合わせ、配偶者の借金は、連帯責任で請求が行く場合があります。
そうなるのは、配偶者が生活費を借金していた場合。
配偶者は生活を共にしているとみなされますので、その共同生活に必要だった生活費は、配偶者と共同で借りたものとみなされます。
そのため、その借金返済が遅れると、配偶者へと請求が行く場合があります。

以上のような特殊なケースを除き、借金返済は、家族とは関係ありません。

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